五、受験の価値
中学受験勉強を始めて、順風満帆の日々が続き合格を手にできれば、一応はよかったと言えるのでしょう。
でも、こどもが幸せに近づいたかどうかはまだわかりません。
ではどうしたら良いのでしょう?
こども自身で学習目標に向かって必死に突き進むことができる環境を整えることこそが、幸せに近づく近道です。
人生に「絶対」や「確実」はないのです。人生には、必ず「思いどおり」にいかないときがあります。
勉強も同じです。
いままでの人生で「思い通りにいかないとき」、自分で必死にやって「なんとかなった」経験はありませんか?
そのとき、自分ひとりで乗り越えたんですよね。
当時、「間に合わない!」「もっと早く始めればよかった!」と感じましたか?
「どうしたらいいか。」必死に考えて、終わるまで手は抜かなかったですよね。
「あのとき必死にやったから、今がある。」 のではありませんか?
結果を考えてる余裕すらなかったのではありませんか?
「とにかくやりきる!」
そのとき、やらされていましたか?
合格は、「通過点になったとき近づいてくるもの」ではないでしょうか?