勉強をはじめる前に
中学入試は、12才までどのように育ててきたか。を試す親子の試験。
塾に丸投げしても、塾が丸抱えしても成功しません。中学入試成功のカギは家庭学習の復習にあるからです。
素晴らしい実績がある塾に通って、丁寧に教えてくれる講師の授業を受けても「自分で勉強する子」にはかないません。
塾の同じクラスでみんな同じ内容を勉強しているのですから、成績を上げるには、周りよりプラスαの勉強をしなければいけないのです。塾の授業が終わって、どのくらい丁寧に復習したかで成績に違いが生まれます。
そこで、親は子どもが勉強するようにと、いろいろ心配りをしますが、なかなか親の思い通りには取り組んでくれません。
やがて、親は仕方なく「勉強しなさい!」と言いたくなってしまいます。
中学受験の準備はやることがたくさん!
幼いうちは命令しても親の言うことを聞きますが、高学年になると苦さのあまり、サボりたくなったり、隠れて答えをチラチラ写したりする子もでてきます。
これでは、せっかくの中学入試で希望の結果は得られませんよね。「自分で勉強する子」に育つには、どう触れ合ったらよいのでしょう?
勉強は、入園・入学をきっかけに始めるものではありませんし、こどもがやりたくないのにやらせるものでもありません。
そして、やりたがっているのに取り上げるものでもありません。
答えは、勉強は構えず自然に触れ合い、わが子にあなたの姿を見せ続けることです。
「・・・そうです。お手本となって、あなたが勉強しているうしろ姿をです。」
やがてお子さんはあなたに憧れ、あなたからのこんな言葉を期待するようになります。
「いっしょにお勉強してみる?・・・・。」