勉強を続けるには。弐
「積極的に受験勉強をしないのに受験する。」つもりでいる。
「勉強しなければ合格できないよ?」と、何度行っても机に向かわないわが子の態度に苛立ちと焦りを感じる親が多数ではないでしょうか?
「やらなきゃいけないとわかっていても、なかなか始められないんだよな」というのが子どもの本音です。
「自主性を尊重する」というのが一番いいのですが、それでは永遠に始まりません。
きっかけとして軽くお尻を叩いてあげたほうが行動しやすいのです。
親は、机に向かわせる仕組みや仕掛けを作ることが役目です。
子どもひとりでは進まない。
だから、「中学受験は親で決まる」というのです。
子どもの1日を丸々スケジューリングをするということです。
塾の前後、休講日に勉強を進めなければ点数は取れません。
「やっておきなさい。」「やりなさい。」では進みません。
進まない理由は、学校の宿題とは全く違って難しいから。
家にいるより学校と塾にいる時間が長いのですよ。「疲れ」も原因です。
また、低学年から毎日決まった時間に勉強するだけで習慣にはなりません。
嫌なものはいくらやっても嫌ですよね。
どんな声をかけられたらその気になるのか?
どんな声をかけられたら子どもが動くか?
知恵を絞ってこどもの心に響く言葉をさがしましょう。
わが子の受験を成功させた親は「放任」「甘さ」とは無縁の皆さんです。
また、自分にも厳しい方々でもありました。
お子さんの「合格する理由」のひとつは、親の「人間的資質」です。