受験勉強で苦労しないには。弐
勉強を「親が叱り飛ばしながら」とか「子どもが泣きながら」進めると、勉強は苦しみでしかありません。
本当は、勉強して学力を伸びすことはうれしく感じるはずです。
わからなかったことがわかったり、できなかったことができた時うれしいからです。
その結果、受験が成功することはもっとうれしいはずです。
勉強を努力と感じ、成績を伸ばしていくにはどうしたらいいのでしょうか?
ポイントは、
子どもは、ちょっと考えてわかる事しか自分からは取り組みません。
「ちょっと考えてわかる」ことは、ひとり一人違います。...ということです。
カリキュラムに追われるとうまく進みません。
ちょっと考えてわかる事から始めることと、時間をかけること。
努力の証としてできれば志望校に合格したい、周りは合格させたいのが共通の願いです。
「受験を何のためにやるのですか?」と問われたとき、いったい親はどのような返事をするのでしょうか?
「偏差値の高い学校を目指し、そこで6年間充実した生活を過ごし、できれば東大か医学部に入り、安定した職業に....」
これが本音という親が多いのではないでしょうか?
実際このような動機で受験される方が多数です。
つまり、これが「叱り飛ばしたり」「泣きながら」の原因となります。
偏差値が高い学校に入ることで、必ず東大や医学部に行ける訳でも、安定した職業に就けるわけでもない、そもそも通った学校で「将来が安定する」などということはありえません。
業務と同じ感覚で受験を
「合格至上主義」
「結果第一主義」
を掲げる父親もいますが、学年を重ねるごとに親子関係が崩壊します。
一方、うちの子には好きなことをやらせて楽しい時代を過ごさせたい。
と考える親もいます。
入試の合否の分け目は、本人の素質・努力・家庭での教育環境です。
合格は、本人の努力、家族の努力なくしてあり得ません。
合格を手にする親は、皆さん「...ねばならない」「...してるのに」という気持ちをコントロールできた方々です。