勉強しないと叱られる。
成績は試験の点数で決まります。
教育熱心な親の子が3年か4年になりますと、6月と11月の全国規模の無料テストを経験する子が多くなります。
募集目的ですから、受験者が悲惨な得点にならないように易しめから難問まで出題されています。
成績を点数ではなく、順位と偏差値で見てみますと実力がわかります。
希望する学校の合格の目安となる偏差値と自分の偏差値が離れているほど頑張らなくてはいけません。
それは、今の自分より「デキる子ども」が受ける学校だからです。
その中での競争です。
成績が良い子は、勉強してます。
今の成績の差は、いままでの勉強量の差なのです。
やらなければトップ層との差は広がる一方です。
同じ理解力、同じ勉強量ならトップ層との差は縮まりません。
でも、合格するためには偏差値の差を縮めたい。
勉強量をこれ以上増やせない場合はどうしたらよいのでしょう?
学校の教師や塾の講師は個人の能力差について口にしませんが、同じ授業を受けても理解できる範囲はひとりひとり違い、可能な努力の程度にも違いがあるのが事実です。
この違いは神様が与えてくれたものです。
ひとり一人乗り越える壁の高さの違いは、神様が与えた試練ですから本気で頑張れば必ず超えられるものです。
本気で乗り越えようとするか、これくらいで良しとするか、人任せにするか。
これは高校入試・大学入試では、もはや受験生ひとりで乗り越える試練ですが、中学入試では乗り越える当事者は親と子です。
親が子どもをいかに励まし、頑張れる子にするかです。
テストにはストレスはつきものです。
「勉強しないと叱られる。」と思いながら勉強しても身が入りません。
「テストでいい点とらないと怒られる。どうしよう。」と思いながら模試を受けても、良い点数は取れません。
テスト前になると様子が変わる。
起きてこない。
模試になるとトイレに何回も行く。
これは親が子どもに過大なストレスを与えているという証拠です。
このようなストレスをどう親子の絆で乗り越えていくかが中学入試の受験勉強です。
子どもと同じ目線で勉強をやらせようとしてはいけません。
成績ばかりに目を奪われている親は、子どもに過大なプレッシャーをかけていることにも気づきません。
本来できる問題を落としたりする原因の一つは、親のプレッシャーです。
親が変われば、子も変わる。
親が変わらず、子は変わらない。