お母さんだってできないくせに!
4年になると徐々に親の言うことをきかなくなります。
もしかしたら、「お母さんだってできないくせに、解いてみろよ!」って思っているかもしれませんよ。
いまままで親や大人の示す「やる」「する」といった「規則」を絶対的に正しいものとして従っていたのですが、成長と共に考えが変化します。
つまり、幼いときはやるかやらないかの判断基準が、自分の要求によるものか、周りからの圧力によるものか区別がないのです。
しかし、4年生になると友人との関わりなどから「規則」は絶対的なものではなく、変更可能なものとして考えるようになります。
これが自立の始まりです。
大人の拘束から解放され、自分の考えによる行動が始まります。
子どもの成長を無視して、子どもに同じ接し方をしている親は、子どもが言うことをきかないと感じます。
行動(判断)の理由を考えさせる時間を与えていますか?
あれやれ!これやれ!と指示して、必要性・重要度・優先順位を判断させていますか?
当然、大人が考えるようなレベルではありませんが、自分で判断したことであれば少なくとも動機はあります。
動機もなく同じことは続きません。
顔を合わせるたびに「勉強しなさい」といわれても、目的もなく喜びも感じないことは、自分からやりません。
やらされていては、目標は達成できませんよ。
自分でやる子は、何かしら動機を持っています。
目標もあやふやでやらせ続けると、やらなくなります。
能力がずば抜けている子は、やらせ続けても出来てしまいます。
でも、辛い思いが残ります。
社会人になってから親にどういう感情を抱くのでしょう?