神がかり的な才能ではなく、「みんなに与えられている能力」を「才能」と表現させてもらいます。
才能は、平等な能力です。
才能は、好きなことの中から芽吹きます。
人並みのことしかしないから、人並みの結果です。
人より時間をかけてやるから、人より秀でた結果が得られます。
楽して人より良い思いしようなんて、都合がいいのです。
さて、どんなことなら人より時間をかけて取り組めますか?
好きなことならできるでしょ?
時間をかけて取り組むとは、努力していることにつながります。
親が取り組ませたいことをこどもが「好き」になるように育てることを考えて行動するべきです。
子供に根性論は通用しません。
幼児は無知です。 先入観もありません。 純粋です。
残念な親は、教えれば解る。やがて解るだろう。と勘違いしています。
気持ちは考えないし、解らないものは解らないことも気づいていません。
解らなくてもいい。 「解らないことを積み重ねるから、解るようになる。」 ことに気づかせるのが賢い親。
電球を発明したエジソン。
発明までに実験を2000回以上繰り返したそうです。
正解があるか解らない問題に、2000回以上取り組んだのです。
新聞記者がエジソンに質問しました。
「2000回以上も失敗したことをどう思いますか?」
「失敗? 私は一度も失敗したことはない。 ただ、たまたま2000回以上の積み重ねをしただけだ。」
2000回以上もなぜ積み重ねるができたのでしょうか?
「絶対できる!」という信念と「まだやってないことがある。」という思いです。
きっと、試すことが面白かったんですね。 夢中になれるから、回数なんて気にしない。
好きなんです。
「やらせること」ばかりを考えるのが残念な親。
できなかったり間違ったら、やっていないことを見つける分析力、折れない心と好奇心を育てるのが賢い親。
できないことは、恥ずかしいことや、悪いことではありません。
そこからスタートすればいいのです。
でも、できるようになるまでにとっても時間がかかります。
そんなこと解っているのに、親が、周りを気にしたりするから、子供もすぐ回答しないといけない、できなければいけないと勘違いをするのです。
学びは発見と気づきですから、エジソンのように経験の積み重ねが不可欠で、すぐにできること、解ることばかりではないのです。
こどもには経験する時間が必要です。 親にも試行錯誤の時間が必要です。
こどもの心は、学校や習い事では育ちません。
受験勉強とはちがいます。