わが子の受験体験談や子育て談を、ブログ、新聞社の講演会、本やインターネット検索でも見つけることができます。
これらでは親に都合の悪い本音は明かされていません。
子どもが「失くしたもの」についても書かれてはいません。
環境を整えたのは親ですが、やり遂げたのはお子さんです。
心のどこかで親は「やらせた」と思っているから「体験談」として残し、「やらせたい」と思っているから、他人の親の子育てが気になるのではないでしょうか?
ひとり一人違うのですから、参考にはなりません。
興味を示すこと、いまできる事、早さも違うのですから同じようには進まないのです。
最善の勉強法は、親自身が子どもを目の輝きを見ながら見つけるしかありません。
子ども自身の歩幅とペースで歩き始めるから、次第に歩幅が広くなりペースも上ってくるものです。
前から引っ張ったり、後ろから押したりしていると、やがては「引きずる」ことになりかねません。